また、開いちゃったなあ。
さて、「虹の女神」
久々にうなりました。見た人大概に受けてる「手紙」も相当おもろかったですけど、「虹の女神」に僕が軍配をあげてるのは「何度も見たいか」の差です。
「虹の女神」は8mm映画ってのが題材にもなってるし、劇中にも8mm映画がちゃんと出てきます。
通常の映画の35mmに処理した時に、見るに耐えうるか、なんて心配もあったみたいだけどまったく問題なく、その良さが出てます。
その8mm映画も熊澤監督自身が監督してるわけだけど、やっぱり大学の映研連中が作ったってのを意識してて、明らかにセオリー的にいかんやろ!ってことやってたり、そのへんのこだわりとかにニンマリ。
昼だけどタングステン(夜用フィルム)使ってるんじゃないか?ってシーンもあったりで、8mm好きにはたまりません(最近撮ってないなあ....)
で、昨年沖縄八重山諸島にある離島「竹富島」に行ったんだけど、その「竹富島」を舞台にした「ニライカナイからの手紙」っつー映画があります。
竹富へ行く前に観てたけど、別にこの映画に感化されたわけでなく(笑)
この映画またいいんすよ。
沖縄舞台っていうと、ナビィの恋とか、ホテルハイビスカス、深呼吸の必要、...まぁ、いろいろあるんだけど、結構「ザ・沖縄!」みたいなのが多い(それはそれでいいんだけど)
が、「ニライカナイ」は竹富舞台だけど沖縄讃歌でもないし、いいんすよ。
「虹の女神」後知ったんだけど、この監督がまた熊澤監督だって。
やばいね、この人。
監督ってカテゴリで僕が好きな日本人映画監督はこれまで大林宣彦、岩井俊二だったんだけど、これに熊澤さん加わっちゃうかなあ、と。
本広監督も好きだけど(「UDON」「サマータイムマシンブルース(一押し!!!)」「踊るシリーズ」等々)
そう、ここでフィルムメーカーズフィルムメーカー。
俗にミュージシャンズミュージシャンって言うでしょ。
ぱっと思い浮かぶのは、例えばXTCとか。
ミュージシャンの中でも一目置かれてる存在(でも意外に売れてなかったりするんだけどw)
日本だと奥田民生とか、そうなんじゃないかな。
で、僕の好きな映画監督ってホント映画が好きで好きで、たぶん同業者からもやはり一目置かれてんじゃないかと。
外国に目を向けると、僕の好きな監督、ジャン=ピエール・ジュネ、デビッド・リンチとか挙げるだけで、やっぱりそっちな気が....
僕の音楽もなんかそっちな気が....
いや、一般受けしたいっすよ、正直。
そういう意味で僕が目指してるのは、時系列めちゃくちゃだけど「アメリ」で大衆(割と)の心を掴み、「ロストチルドレン」「デリカテッセン」でカルト的なコアなファン層を獲得、評価の末、ハリウッドからのオファー「エイリアン4」でそれなりに商業的にも認知度的にも成功したジャン=ピエール・ジュネのミュージシャン版。
これが言いたかったがための長い前振り(笑)