この2007年はあとから振り返ると結構すごい年なんじゃなかろうか。
てことで観ましたバベル
さらっとなんとなくストーリー的なことを知ってたんだけど、重たいんかねえとか、凛子凛子うるせーなとか(あ、悪気はないんでゴメンね)ちょっとだけ遠回しに見てたんだけど、これは紛れもなく傑作っすね。
すごいというか、よくぞこれを届けてくれた!って感じました。
もちろん人によって感じ方はそれぞれでしょう。
銃の存在がいかんだとか、目に飛び込んできた「いかんな」てものを正直にいかんなって感じるだけでもいいと思う。
僕的には銃以前の話だと思ってるけど、こういう映画や話が、一握りの、最大公約数からすると異端扱いされそうな領域でなく、普通にポピュラーな場に出て来て、どんな形にせよ、何か感じさせてくれることがまずは素晴らしいことだと思う。
別々のストーリーがどう絡むか?
「絡み方いまいちだよな」
って言う人が多いかもだけど、この映画、それぞれのストーリーが時間軸も絡むことなく、まったく別に流れても成立するものだと思うし、勝手に思うんだけど、監督も当初はそうだったんじゃないかなあ。。
言語が違う、人種が違う、、そんなとこから構想が浮かんで、より多くの人に観てもらえるよう(観てもらわんと評価以前だし)エンタテイメント要素をぶちこんだ。
キャスティングも同様。
あながち間違った解釈じゃない気もするが、本人にきかんことにはわからん(笑)
世界平和とかいう言葉を使っちゃうと、ちょいと宗教じみた印象または世捨て人的壁(バベルはこういうものへの挑戦でもあるね)を与えかねないわけだけど、昨日書いたレミーもそうだし、本質をついた、
これでいいんかい?
変わらなかんのじゃない?
のきっかけになって
こうすれば変わるんじゃない?
てのに世界が気づけば、ひとつになれると思う。
もちろん理想を言ってもしゃーない。
自分が生きている間はまず無理やね。
100年、200年、現実的には(根拠ないが!)あと数世紀。
それでも意識が変わって、目指す方向が一緒じゃないと何世紀あっても足りゃしない。
恥ずかしげもなく言うと、やっぱり愛なんですよ、愛。
繰り返すけど感じ方は人それぞれ。
ブラピかっちょいい〜!凛子ブラボー〜!でもいいと思う
プラカード持って反戦を叫ぶとかそういう方向じゃない(それも方法の1つだから否定はしない)
中途半端なんでちょっと書いておくと、仮に戦争や武器がいかんね、からはじまるとする。
武器所持を厳密に取り締まったら?とか、武器を持たない法律を作っちゃえとか、でなく、
なんで武器が必要なんか?戦争の可能性があるんか?
そこに誰にでも分かる分かりやすい答えがある。
深く考えんでもどこかで誰もがそうだと感じている答えだと信じたい。
できることはもっと身近だし、みんながみんなそれぞれの関わり方があるはず。
今ピンと来なくても10年後また観てみたら何か引っかかるかも、なんて思います。
愛をありがとう!
動物、人間と来た。
来年あたり、花とか、動物、人間以外を題材にした映画とか出てくるかも(笑)