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「VQ1005は Genie IIIより2.7倍 電池が長持ちする」検証

今回のお話。

筆者所有の2台のGenie III、2台のVQ1005で検証したもので、いずれも個体差が存在している以上、他のカメラでも同様だ、と言い切れない点ご留意願います。

あくまで筆者環境に基づいています。

January 18, 2008

VQ1005 と Genie III の電池のもちの違い


朝 10 時、ちょっと早いが休日でもあり、久々のシューティング(撮影)。

VQ1005 を持って、電池をいれ、撮りまくった。

みんなとしゃべって、飲んで帰宅した21 時(午後 9 時)。←飲んでその時間かい

このときちょうど電池が切れた。

11 時間もった。

なかなかやねー。

さて、同じく朝 10 時に電池を入れた Genie III の方はいつ電池が切れたんだっけか?



遡ること 7 時間.....14 時(午後 2 時)のことでした.....。

昼飯食って、さ〜て午後も撮るぞ〜!と立ち上がったら、切れてました。

朝の 10 時からなんで、だいたい 4 時間の寿命。

VQ1005 は 11 時間もったのに....。

マジカイナ



…これはたとえ話ですが。

今回、筆者独自の検証から

VQ1005 はGenie III より 2.7 倍電池が長持ちする


という衝撃の真相を得ましたので、縦に長く(ブログ参照)、お伝えしようと思います。


今回の検証は当初より根拠なく感じていた、体感的に、電池のもち悪くないか?Genie よ、というのがきっかけになっていますが、さすがに検証がメンドクサーそうでなかったことにしようかと思ったんですが、やっぱりやっちゃいました。

結果的に予感は的中し、揚げ足を取ってしまうことになるかもですが、これも筆者の単純な好奇心に端を発するものとして、ネタの1つとして、受け取ってもらえたらと思います。


アイコンの定義


各状況の定義は以下になります。

検証レポート的に独自で作成したアイコンがあり、実機には存在しないものもありますのでご注意ください。


電池満タンのアイコン

電池満タン

電池が満タンである状態です。

電池残りわずかのアイコン

電池残りわずか

電池残量が少なくなり、カメラ本体のステータスディスプレイの電池アイコンの表示が「残りわずか」に変わった状態

電池もうないぞのアイコン

電池もうないぞ!+ビープ音

「電池残りわずか」の状態でしばらく使用するとピピピというビープ音とともに電池の終了がアナウンスされます。この状態になると、モードボタンやシャッターボタンは一切反応せず、事実上ここが電池の終わりと考えられる状態で、しばらく放置すると自動で電源が落ちます。

今回の検証は限りなく電池を有効に使うべく、この状態を電池終了とはしていません。

電池終了のアイコン

電池終了!!!(南無)

上記「電池もうないぞ!」状態以降、一旦電池を外し、再度電池を入れることでしばらく撮影が続行できますが(「電池終了からの渾身のあがき」参照)、それを執拗に繰り返したあげく、 とうとう力尽き、もうお手上げ、終了〜と観念した状態を指します。

今回は内蔵メモリに保存しているため、撮影したファイルは都度消失します。

※実はこの状態になっても、しばらく時間を空けるとまた何枚かの撮影が可能となりますが、検証ではここをご臨終と設定します。



検証 1 回目


2008/1/4

  • 新品の単 4 アルカリ乾電池2本(東芝製)
  • VistaQuest VQ1005(ブルー)※メインで使用中
  • Bell and Howell Genie III 1 号(便宜上 1 号としときます)

手順

SD カードを挿入せず、各々のカメラに電池を入れ、撮影し、内蔵メモリいっぱいになるたびにメモリを初期化、電池がなくなるまでこれを繰り返す。

写真の解像度はデフォルト設定 1280 x 1024 のみとする。

1 回目ではむやみにシャッターを切り続ける途方もなさを想定し(笑)、被写体を暗がりに設定し(レンズを覆ってもムービーは撮れるので)、ムービーをフルで撮り(1 ファイル 2.4MB なのですぐメモリがいっぱいになる)検証を進めた。

※結局何枚撮れるんか、というわかりやすい数値も欲しくなり、2 回目は手順を替えた。特に 電池残量残りわずか! というビープ音後は写真撮影の方が検証に適していると気づいた。

※途中、操作していない状況が 60 秒でき、自動電源オフ→再度オンという操作を何度か余儀なくされた。厳密には無駄な電池を使っていることになるので、2 回目の検証では自動電源オフしないよう頑張った(笑)



表内の時間は、新品電池投入から左のアイコンの状態になるまで要した時間です。


Genie1号 VQ10051号
電池残りわずか 13 分 未確認
電池もうないぞ 18 分 1 時間 22 分
電池終了 48 分 2 時間 11 分

トータル撮影枚数 写真 243 枚+ムービー
(本数未確認)
写真 768 枚+ムービー
(本数未確認)

※ムービーは電池状況によって撮影時間なども変わってしまい、単純に本数で比較できないため、1 回目の検証の「電池がなくなるまでいったいどれくらい撮影できるか?」はあくまで参考値とみてください。

1 本の電池で VQ1005 の方が Genie III より 3 倍以上撮れるとデータは言っています。


検証 2 回目


2008/1/11

  • 新品の単 4 アルカリ乾電池 2 本(東芝製)
  • VistaQuest VQ1005(ブラック)※ほとんど未使用
  • Bell and Howell Genie III 2 号(1 回目と別のもの)

手順

1 回目とほぼ同じだが、今回はすべて写真撮影に切り替えました。

※いずれのカメラも自動電源オフ→再度オンという操作(ポカ)をなくした。



Genie2号 VQ1005ブラック2号
電池残りわずか 19 分 15 秒 53 分 30 秒
撮影枚数 173 枚 552 枚
電池もうないぞ 37 分 1 時間 49 分 30 秒
撮影枚数 341 枚 1,644 枚
電池終了 46 分 30 秒 2 時間 6 分

トータル撮影枚数 407 枚 1,942 枚


まとめ〜私感


二度の検証データを見ると一目瞭然ですが、圧倒的に VQ1005 の方が電池のもちがいいです。

二度とも Genie III はスタートから 50 分いかずに果てました。VQ1005 は 2 時間以上稼働していることが分かります。

また、冒頭に記載したように、時間だけを比率で算出すると VQ1005 は Genie III より約 2.7 倍電池がもつ、と言えるのですが、撮影枚数で言うと VQ1005 の方が 4〜5 倍多く撮れています。

ここには記載していない各々のデータを見ると、内蔵メモリいっぱいになるまでにほぼ同じ状況下で撮影しているにも関わらず、毎回 VQ1005 の方が多く撮れていることが分かります(撮影時にリアルに感じてたことですけど)

もしや後発の VQ1005 のこと、圧縮技術が進み、同じ写真でもサイズが小さいのか?と、またまた想定外のナゾに行き着いたんですが、そちらの方は軽く検証まがいのことを試みましたが、アテは外れました(検証は SD カード保存でしたけど)

ちょっとナゾではありますが、なぜか分からないものの、とにかく VQ1005 の方が多く撮れるというタナボタデータも拾えます。

今回の検証結果からは、撮影中の予期せぬ(!)突発的な電池終了(上記表内黄色の部分)に見舞われても、少なくともまだこれくらいは撮れるだろう、という目安もみてとれるかと思います。

二度目の検証では、Genie III は電池終了ビープ音から 60 枚、VQ1005 は 300 枚弱撮影できており、被写体にもよりますが、頑張れば何十枚かは最低でもいけるだろ、とあたりが付けられます。


2.7 倍の違いを縦に長い図で


最後に全体の状況を分かりやすく、図にしてみました(実はこれを作るのが一番時間かかってるんだが...いるか?って話もある(笑))

Genie III の電池が完全になくなった検証終了後、VQ1005 の方はやっと「電池残りわずか」表示になるという部分だけを見ても、VQ1005 の電池のもちのよさが見てとれると思うわけです。

ほら、VQ1005 の方が 2.7 倍電池が長持ちするって言われてもピンと来ませんよね。大体 2.7 のハンパな 7 ってなんだ?いっそ 3 倍じゃダメか?詐称か?って話もありますし(笑)

※ちなみに数値は二度の検証の平均でなく、二度目の検証のみを挙げてみました。

以下の図も含め、今回の検証から得られた情報は筆者独自の観点から結論づけたもので、すべての VQ1005、Genie III にあてはまること、また、Genie III を決してけなす目的のものでないことをご了承ください。


VQ1005とGenieの電池のもちの検証結果を図にした画像

一応念のために書いておきます。

検証では新品の電池がなくなるまで一気に間髪入れず撮り続けていますが、通常はまずない状況です。Genie III の場合、検証結果だけを見ると電池が 40 数分しかもたないことになっていますが、これは検証だけの、いわば「電池を最短でなくすための撮影方法」で試した値に過ぎませんので、ご注意ください。




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