筆者が筆者なりに試行錯誤したり、とあるサイト(ソースはほぼ海外サイトですが)のレビューを読むなどして得た情報をもとに VQ1005 ユーザーにとって何か役立つ情報を提供できればと思います。
但し、中には根拠のないものもありますので、ユーザー自身の自己責任のもとで実行してください。
また、ここに記載している項目以外で何か TIPS があれば是非お知らせください。
急に思い立って英語マニュアルを翻訳して、日本語にしてみました。
英語マニュアルならではの冗長さをすっ飛ばし、直訳でなく、意訳に近いです。
元々そんな詳しく書かれたものではないんですが、苦労されている方もいるかと思うので、何か手助けになればと思います。
※第6章(Chapter 6)は 「製品仕様」 ですが、これは操作と直接関係ないとの判断により英語のまま残してあります。
引き続き新しいことが分かれば、当サイトで更新していきます(この TIPS and Notes は続・マニュアル的要素だと思ってます)
※筆者、拙い英語力を駆使しましたんで誤りがないとも言い切れません。
本マニュアルを使用して何らかの問題が生じても一切責任は負いかねますので、自己責任においてご利用ください。何卒ご了承ください。
また、誤りがあればご一報いただけますと幸いです。
VQ1005/Genie III 共通 ユーザーマニュアル(日本語)
昨日更新した「被写体確保までの時間がいまいち読めん」ですが、すぐさまあることに気づいたので続編を展開します。
というのは、ポートレート(近距離)、ランドスケープ(中長距離)というフォーカスの違いでも被写体確保(一度目のビープ音)に差があるのではないかと実感しているからです。
但し、被写体に依存しますし(差が顕著な場合と、ほとんど違いのない場合あり)、きちんとした計測でなく、感覚に基づいているので、あくまで筆者の個人的な見解であることをご理解ください。
図にしますと、以下のようになります。
昨日(↓すぐ下)の Sample DAY をベースに、ポートレート(上段)、ランドスケープ(下段)で表しています。
露光時間を同じにしていますが、これは同じ被写体を、同じ位置から、フォーカスだけ変更して撮影した、ということをシミュレーションしていることを意味します。
遠くまでピントを合わそうとレンズががんばるのに時間がかかっている(下段)、というのが筆者の見解です(通常そりゃそうだろ、かもしれませんが、素人なんでそのへんはカンベンください)
時に、ポートレートの方が時間かかってないか?と思える時もありましたので、一概にランドスケープの方が時間がかかると言い切れませんが、少なくとも被写体確保までの時間はフォーカスによって差があるのかもしれない、という風にお考えください。
確かに。
シャッター押した後、2 回鳴るビープ音の 1 回目が被写体確保時、というのはすでにお伝えしてますが、この 1 回目のビープ音までの時間は被写体により異なります。
ま、当たり前と入れば当たり前なんでしょうが、ちと厄介です。
デジカメは便利なことに Exif(エグジフ)ってのが記録されてるんで、そのへんをちょこっと書いてみます。
ちなみに Exif によると、VQ1005 に使われているチップは台湾 SQ Tech 社の SQ908 というもの。
thanks! Mr.T
これまで筆者が撮影した画像の Exif を見たところ、現時点で最も露光時間(Exposure Time)が速かった(短かった)のが 1/2906 秒(約 0.0003 秒)
逆に最も遅かったのは 1/5 秒(0.2 秒)
但し、この1/5 秒ってのはおそらく1/5 秒以下を示してるに過ぎないとみてます(想像ですけど...被写体によっては1秒、2秒かかってる可能性がある気がしています)
夜間のほとんど、室内の多くはこぞって1/5秒です。
それは単純計算で最も速い露光時間より 700 倍近く時間がかかってるってことになります。
暗い被写体なんで光をもっと時間かけて取り入れんと写んねーよ、ってことかと思われます。
ま、ちょっとようわからん小難しさが挿入されてきたんで、筆者が「こういうことなんでないの?」ってのを図にしてみました。専門でもなんでもないんで、「ちゃうよ」って方、是非ご指摘ください。
分かりやすく上段を sample DAY(日中野外撮影サンプル)、下段を sample NIGHT(夜間、室内撮影サンプル)としていますが、日中っていっても露光時間はピンキリなんでそのへんご了承ください。
被写体確保までの時間(図 A 部分)が重要ってことに異論なしってことで進めますと、露光時間が長くかかればそれだけ被写体確保まで時間がかかるということになります。
ここでは、露光時間終了から被写体確保までの時間に差をつけてませんが、もしかしたらここにも差があるかもしれません。
筆者の経験では、通常被写体確保まで 1 秒台で済みそうなところ、3 秒くらいかかってんじゃ?てこともありましたので、そこに差があるか、単純に露光時間に 2 秒とかかかっているのかもしれません(Exif 上では1/5 秒以下の値が出てきてないんでこれは憶測です)
釈迦に説法かとは思いますが、露光時間がかかるものは当然手ブレが懸念されますのでご注意あれ。
ちなみに筆者撮影画像の中で露光時間の短かった NO.1、NO.2 を紹介しておきます。
実は NO.1 は昼間でなく、夕方結構暗い空、しかし光が結構射し込んでいるというものでした。なかなか読めません。
NO.2 はただの青空より断然露光時間が少なくて済んだってことは白い部分が多く占めてるからでしょうか。
ある時、月を撮ろうとした。
しかし何度シャッターを切っても枚数表示が進まない。
そう、あまりに光量がないと VQ1005 はシャッターを切ってくれません。
かしこいのか出来が悪いのか悩むところですが、ま、前者でしょう。
「ピピッ、ピー」とビープ音を鳴らし、「無理無理!オレこんな暗いの撮れねえって」と伝えてくれます(最初は電池切れか!?と一瞬ひるむ)
※裏技じゃないですが、そういう場合、ムービー撮影は可能なので後でソフト上でスナップショットとして静止画切り出すとかはできます(そこまでしたいかってのもありますが...笑)
購入当初はその日撮影したものを PC(Mac) へコピった段階で SD カード内のファイルは消していたのですが、そうすると当然毎回 0001 からのファイル名がつき、管理面でいまいちと思ったため、ディスクにそのまま残していくようになりました。
1GB の SD カードですが、2000 番にあと少しという時点でディスプレイに「FULL」と表示され、いっぱいになりました。
しかし、ここから全部消してまた 0001 からだとこれまた管理上面倒。
そこで試しに前半 1000 ファイルを消してみたところ、ナンバリングが継続されました。
ディスプレイの下2桁もファイル名と連動しています。
もう1つの方法。
裏技でもないですが、こんなやり方で連番可能を確認しました。
保存されるデータのタイプスタンプはすべて 2005/3/30 12:00 なわけですが、PC 側の日付を一時的にその時間に設定し、カード内でファイルを既存ファイルからコピーするなり、新規作成します。
※12:01になった時点でこの技は無効となるので1分で勝負かけてください。例えば、IMG_2600.jpg として置けば、次に撮影したファイルは 2601 とナンバリングされます。
但し、ディスプレイの下 2 桁と連動はしませんので、ディスプレイの枚数表示を 気にしないのであればこれでいいかと思います。
この検証の副産物ですが、連番は 9999 が最大です。9999 の次は 0000、0001 となります。
筆者の検証ではありませんが、友人2名が携帯で使用している Mini SD カードおよび MicroSD カードをそのまま VQ1005 に挿入し試したところ、まったく問題なく保存できました。
thanks! Mr.O and Ms. M
携帯と VQ1005 で同じカードが使えれば、mixi などの SNS やブログへ携帯から直接アップロードできるため、便利です。
.... 筆者使用の RS-MMC が使えるかは未検証(だいたい RS-MMC 使ってる携帯ってほとんどないだろうけど....)筆者はほとんどポートレート(近距離)で撮影しているのですが、ポートレート <-> ランドスケープのフォーカスの違いを Flickr に載せてる方を見つけたので興味ある方はご覧ください。
間違い探しみたいです(笑)
http://flickr.com/photo_zoom.gne?id=543173240&size=o
SD カードがいっぱいになり、それでもすぐ撮りたい状況にあったため、内蔵メモリ内に保存したが、ついでなんで「どのタイミングでデータが消えるか?」を検証してみました。
電池がなくなった時点で消える、と言われているのでそれは信じましょう(今回 はちょっと違う検証)
電池が残っている状態で、PC に接続。もちろんデータは残っている。
その後、筆者がいつもやるように電池を外し、PC に接続してみた。
普通に考えて、これでデータは消える、と思ったが、実は残っている。
但し、内蔵メモリ内の最後のファイルのみ 0KB になっていた(つまり、電池を 外してもすべてではないものの、データは消えていないということ)
このあと、再び電池を入れ、PC に接続したところ、完全にデータは消えていました。
まったく実用的でないTIPS でしたが、役に立てば...(立たないか)
とにかく室内撮影に向いていないことこの上なし。
といってもピンと来ないと思うんで(というか現像代もかからないのでトライ&エラーでもいいんだけど)ちょっと軽く検証してみました。
3パターンあります。サムネイルをクリックして比べてみてください。
※すべてのカメラでフラッシュは使用していません(VQと携帯はもともとないんだが)。
SONY CyberShot DSC-T10 | NOKIA 702NK(携帯) | VQ1005 |
720万画素CCD | 130万画素CMOS | 130万画素CMOS |
手前のグレープフルーツジュースよりもその奥のカラオケの機械に注目あれ。 ボタン類の光る部分以外が真っ黒。 | ||
一番分かりやすい例かな。 VQの部屋は電気つけてないみたいやね。 | ||
まったく暗闇検証にならなかったパターン(期待してないけど、VQはもっと暗くなると思って)レンズ下部分の方が周辺光量落ちが顕著なのだろうか.... | ||
これは1,000 枚以上撮影したらどうなるか?の副産物です。
1,000 枚ちょっと越えた時点で、SD カードの使用サイズは 480 MB ほどでしたので、仮にこれが 512 MB の SD カードだったならちょうどいいサンプルかも、と思ったわけです。
その内訳は、以下。
ま、目安です。写真と動画の比率なんてまちまちでしょうし、あくまで目安ってことで。
※ちなみに筆者は1 GB のSDカードを使用しています。
ディスプレイ上の撮影枚数表示は3 桁。
999 を超えると、VQ1005 側がもしや認識してくれず、1000 枚目以降保存しないかも?という疑問を抱いたが、見事 999 の次は 000 となり、ファイル名も IMG_1000.JPG となる。
特に問題なし。
きっとファイル名最大文字数まで OK だろう(もちろん試す気はさらさらない)
つーか、MacOSXだと IMG_999999999999999999999999999999999999999999999.JPG が可能(いやいやSDカードにはいらんて)
以前も書いたが、電池アイコンは「フル」と「残り少なし」の2パターン。
筆者は当初より充電式のニッケル電池を使用しているが、フル充電後 VQ1005 にセットすると、3分もの間、「フル」と表示してくれる。
自宅を出て、徒歩で最寄り駅に着く頃にはすでに電池が危ないのだ(笑)
.......... 気が気じゃない。
でも、そこから終焉まではかなりあるのでご安心あれ。
これは慣れるしかないです(スペアの常時携帯がオススメ)
倍速モードなどないのに再生すると倍速(以上?)のような映像が保存されてい るケースがある。
昼夜関係なかったので、これも電池量残りわずかの隠れ機能かもしれない。侮れない VistaQuest!お茶目じゃねーか!(でもアリかも)
例(もちろん、撮影後、一切手を加えていません):
当たり前ですが、これがないことと、シャッター後のタイムラグを考えると、こ こは何より気をつけたいところ。
動画にしろ、静止画(写真)にしろ、ぼけます。
そして、そのぼけ方は LOMO LC-A なんかとは違い、結構使えません(笑)
いや、それを乗り越える方の出現をお待ちしています。
ぼけぼけで、こんな味のある VQ1005 の写真どうすか!っての正直見たいです。
常にスペアを常時ってのがベストだと思いますが、時にはそうもいかなかったり します。
電池切れの際は「ピピピピ」とビープ音がし、ディスプレイが強制的に消えます。
ただ、一旦電池を外してすぐ入れるとまだまだ撮影可能です。
これを数回(3 回はいけると思う)繰り返せば、シャッター5 回くらいは軽く切れ ます(筆者経験上でですが)。
しかしながら、映像は電池が終了に向かう頃、最大 2.4 MB 分いく前に強制的に終了したりします(例えば 2 秒しか撮れないなども起こります)
それでも諦めるよりはアガキましょう。MOTTAINAI!
1ファイル 最大2.4 MB というのは揺るぎない事実。
しかし、撮影状況によって最大撮影時間は変化します。
筆者の経験では、13 秒(2.4 MB)があったり、59 秒(同じく2.4 MB)があったりします。
まったく読めませんのでご注意。慣れるしかないです。
SDカードに保存した全ファイルのタイプスタンプが 2005年3月30日 12:00 である。
管理が大変なんで、勘弁してほしい(笑)
これ、みんなもそう?
遠くのものがぼけるという、カメラ的に欠点なところが VQ1005 の醍醐味なのに、これをよしとしない人達がいる。そういった人達は VQ1005 を出来の悪い(だからこそ愛すべき)トイデジタルカメラではなく、"安くクオリティの高い写真が撮れるデジカメ"として捉えているように感じる。
遠くまでクッキリピントが合う普通のデジカメ機能なんざ筆者はもちろんVQ1005 に求めない。
ま、人それぞれだ。
もし後者のような位置づけで VQ1005 を使いたい人がいるとしたら、Jeffrey D. Shaffer 氏がレンズカスタマイズの方法を載せている(2007/8/22)ので、トライしてみてはどうだろうか。
簡単に言うと、5 つのネジを外し、中にある黒くてでかいレンズを下方向へ回転 させる、といったものだ。
幸運を祈る。
最初だけなのか、個体差があるのか分かりませんが、撮影時にスライドさせ引っ張り出す本体。これがなかなかにくせ者です。
amazon.comユーザーレビューである方が「子供がカバーを開けられなかったんで、ワックスを塗ったよ。」と書いてました。
カバーに何か塗った方がいいのかも、と。
ただ、前面はレンズがあるので避けて。
やはり、電池寿命は大問題!
コスト削減のため、SDRAMを使用しているが、そのため電源オフ時でも電池を食う。(ソース元(英語))
通常SDカードに書き込んでるのであれば(ほとんどそうだよね?)メモリ内に保存しなくてもいいわけで、明らかに使わない時(分かりやすい例だと就寝時)に電池を外せばその分長持ちするのでは?
また、PCにつなげている間も電池不要なのを確認しました。
デトロイト在住カメラマン、リンゼイ・イェオ(?Yeo)氏は、VQ1005をHOLGAのデジカメ版と言っている。(ソース元(英語))
オクラホマ州タルサ在住の主婦(ライター兼カメラマンでもあり)がデジカメ比較しています。
比較デジカメは、Canon Rebel XTi / VQ1005 / Canon Powershot
もう1つ Flickr で見つけました。(2007/10/20)