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February 23, 2008

さてさて、先日お知らせしていました nomu さんによる省エネ大作戦(勝手に大作戦つけてゴメンナサイw)ですが、見事成功!素晴らしい結果が出ており、電池の消耗に困っている方に改めてお知らせしようかと思います。

nomu さん、お疲れさまでした!


気になる結果ですが、1本のエネループで実働約 8 日間!(電池を一度も出さずにですよ!)、撮影枚数 860 枚!とのことです。

普通に入れっぱなしで使ってたら 1 日さえもたないんじゃないでしょうか?

詳細は nomu さんのブログ「ポケットに入るブローニー。」をご覧になってください。


筆者の方はいうと、購入当初より出掛ける時に電池を入れ、帰宅後即電池を外すというなんともマメマメな行動を体に学ばせてしまい、常にエネループ 1 本スペアで持参することもあり、「この電池のもちの悪さはいったい何だ!!」と正直思ったことがないとんだシアワセ者なのでした(笑)

とはいえ、入れっぱなしで電池気にしなくていいならそれにこしたことはないわけで、ブログに書いたように先日夕飯に買った「たらの芽天ぷら」のプラスチック容器を使って、カッコ悪いながらも仕掛け的には成功していました。


電気系統に詳しくなく(疎いわけじゃないと...)いまいちどういう仕組みなのか把握するのに頭を使いましたので(笑)、筆者なりに nomu さんのアイディアを補完すべく、このページを用意しました。

当然記述的にはダブる箇所もあるかと思いますが、ご了承ください(特に nomu さん)



まずはじめに


省エネ仕様への改変には電池ボックス内の遊び(余裕)が若干必要になります。

遊びが十分か判断する方法ですが、まず電池を入れ、電源を入れます。



電源が入った状態で、上図のように指(爪?)で電池を軽く中(右)へ押してみます。ここで電源がオフ(ディスプレイが消える)になれば OK です。

これは今回の省エネ大作戦を理解する上でも手っ取り早い方法かなとも思います。

単純に電池の+(左の凸)を VQ1005/Genie III のボディから離してやる、ということです。


ちなみに、ネジを外しボディを開けるわけでもなく、分解には当たらないのでどなたでもその気になれば取りかかれると思います。

最低限必要なものは以下 3 つです。


  1. プラスチックの板(と言っても総菜が入ってる透明の容器とかでもできるので専門店に行くなどの必要はありません)
  2. はさみ(or カッター)
  3. 接着剤(材質によりますが瞬間接着剤がベストですかね)


作戦開始


最終的にどうなるかを頭に入れると作業に移行しやすいので、まずは下図をご覧ください。

オレンジのような薄い板状のモノを作成し、カバーを外した状態で真上から電池の部分に載せます。



置いた際に、点線○で囲った部分のようにボディ左側へ微妙に出っ張る必要があります。



このオレンジ(便宜上色つけてるだけです)の板状のものの作り方については nomu さんのブログ「VQ1005、省エネモードに改造」にサイズ含め記載されていますのでご覧ください。


素材ですが、筆者自身「プラ板」でピンと来なかったんですが、要はプラスチック系の薄いものです(笑)

燃えやすいもの、臭うもの、柔らかいもの、人体に影響を及ぼすものでなければ大丈夫かもしれません(一応「絶縁体」調べてたんですが、「絶縁体」のみが可?「絶縁体」がベター?「絶縁体」とは関係ない?)

筆者はテストで上記天ぷらのプラスチック容器を、後日 100 均で悩んだ挙げ句、B8 サイズのコンパクトなカードケース(材質:PVC)を、それぞれ使いました。

省エネ仕様に改変された方が続々増えていますが、Flickrの VQ1005/Gneie III グループ内の米国の方も nomu さんの書き込みを見て、ケンタッキーのテイクアウト用包みで作ったりしてます(笑)

そのへんのモノでなんとでもなるよ、ということです。


但し、厚みが鍵となるので、厚すぎるとカバーの開閉が大変になるばかりでなく、カバーが膨張し、見た目が不細工になったり(エイリアンよろしく中から破裂する予感付き)、ボディに常にボディブロー(シャレ?)入ってる状態で痛いので注意が必要です。

※筆者は厚みのせいで、閉じるとファインダーがきっちり中に入らず、ひとしきり悲しみました。



作戦カラクリ


あとは上記の板を電池の上に重ね、カバーを閉めるだけです。

その気になればカンタンに出来るかと思います。


おおよそ察しがつくかと思いますが、カラクリを図で説明します。



カバーを閉めると、出っ張った板が押され、青い矢印の部分に最初に確認した遊びによるスペースができます。

ボディから電池が離れ、通電がストップされるわけです。

つまり、カバーを閉めるとボタンを押さずとも電源が切れる。

そして再びカバーを開けると、板も元に戻り、電池が元に位置へ向かい、通電再開となるわけです。

但し、一度電源が落ちているのでカバーを開けるたびにモードボタンを押し、電源をオンにする必要があります。


特殊な技術を要するでもなく、VQ1005/Genie III の大きな大きなマイナス点をいとも簡単にクリアしてしまった nomu さんのアイディアに拍手と感謝を!



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