今やトイデジの火付け役とさえ言われる VQ1005 ですが、早期の製造中止により、国内販売はわずか 2〜3 ヶ月で終了、写りの異なる新型 VQ1005 が流通する中、長らく待たれていた元祖 VQ1005 の復刻「VQ1015 Classic」がとうとう 2009 年 4 月にリリースされました。
1 年近くの開発期間を経てきただけにあら探しをするつもりはまったくありませんが、あくまで「同じ」であることをデータおよび実際の写真でお届けしたいと思います。使用している部品がすでに廃盤のため、数千台用意されているとはいえ、貴重な貴重な（not 煽りのつもり）ファン（？？筆者？）垂涎幻の一品と言えるでしょう。いつも割と大げさでスンマセン。
データ比較
 VQ1015 Classic 
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 VQ1005 (2006) 
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| 色 |    |
   
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| リリース | 2009/4 | 2006/7 （国内販売：2007/12 末〜2008/2 頃） |
| 撮影日 | 2006:07:05 | |
VQ1015 Classic は VQ1005 の復刻だという前提で比較は必要最小限にしました。内蔵メモリ容量、自動電源オフまでの時間など違いのないものは省いています。
新型 VQ1005 の途中から大きいレンズが採用されたため、その名残で VQ1015 Classic のボディ側のレンズ穴は大きくなっていますが、レンズそのものは VQ1005 と同サイズです（まず同じモノでしょう）。
決定的なのは、EXIF 内の撮影日が同じという点。
それを裏付けるように肝心の中身、基盤自体は VQ1005 の OEM である Genie III（旧型）と同じことから（Minimo 比較参照）データ上は「 VQ1005 復刻」と堂々言えるかと考えます。
写真比較
サムネイル（表示されている小さい写真）をどれかクリックすれば一画面でより大きく見られます。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ 同じ発色（VQ1005/VQ1015 Classic）、違う発色（VQ1015 Entry）がわかりやすい空の青です。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ これら 2 枚は iPhone の画像が実際に近いです。VQ1015 Entry は白トビ具合で違いがわかります。VQ1005 = VQ1015Classic がわかりやすいサンプルです。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ この 2 枚はほぼ同じ時間にちょっと場所を変えて撮ったもの。VQ10xx はちょっとした角度で色が変わることがよくありますが、その変わり方含め VQ1005 と VQ1015 Classic がほぼ同じように描写されています。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ グリーンシリーズ。周辺光量落ちが顕著な VQ1015 Entry と VQ1005/VQ1015 Classic の違いがわかります。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry |
▲ イエローシリーズ。上のたんぽぽは地面の色の違いがよくわかります。下は VQ1015 Entry の方は黄色の濃さが薄らいで（白が強い）います。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ 白トビ具合という点で、VQ1005/VQ1015 Classic とVQ1015 Entry の違いがよくわかります。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ 他の桜の写真でもそうだったんですが、VQ1015 Classic はよりピンクを強く発色してくれました。これが個体差によるものなのかは不明ですが....。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ 雲と空の 3 連発です。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ 駅のベンチですが、そこに反射して写り込んでいる光の加減が VQ1005、VQ1015 Classic はよく似ています。
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| VQ1015 Classic | VQ1005 (2006) | VQ1015 Entry | iPhone 3G |
▲ 比較というかおまけです。せっかくたまたま持ってた 3 台でたまたま見られた虹なので載っけてみました（笑）
最後に
個体差（生産工程上モノによって品質にばらつきがある）もあり、100 ％ 同じとは言えませんが、それは旧型の VQ1005 同士にも言えることですし、筆者がデータ、写真を比較した範囲での結論は VQ1005 （2006年： 旧型）＝ VQ1015 Classic です。
どこかが動かなかったら二度と手に入ることがなかっただろう製品ですので、プロキッチンさんの英断と見事再現しリリースしてくれたことに感謝です！
ちなみに、VQ1015 Classic はプロキッチンさんからの発売のみとなっています。
VQ1015 Entry に比べ割高感はありますが、元祖 VQ1005 のテイストを求める方はせっかくの（まさかの）最後のチャンスだと思うので是非！
