VQ1005以外のVistaQuest製品について、ブログに書くつもりが長くなったんでこっちに書きます。
VistaQuest 社製品として VQ1005 が 昨年 12 月より初めて日本で紹介され、ここのところ VQ3007 の予約販売が開始されているので、VQ1005 の後継製品、兄弟分のように捉え、ブログに書かれている方が多いように思います。
筆者も最初に VQ1005 を知ったのは米での販売開始から 1 年ほど経過してるであろう 2007 年 8 月のことと決して早いわけではないですし、他製品を所有しているわけでもないので、物知り顔をする気はありませんし、さほど知ってもいません(笑)
ただ、情報が十分でないために(必要以上に)購買意欲が駆り立てられることになるとちょっと危険じゃないかな?と筆者なりに感じたので、あえて書いてみようかと思います。そんなこと分かってるよ、って方は読み飛ばしちゃってくださいね。
まず、2008 年 3 月現在、米 VistaQuest がウェブ上に掲載しているラインナップは色違いは除いて、計14 製品。
下は 低解像度モデルの VGA クラスから、VQ1005 のような100 万画素クラス、300 万画素クラス、500 万画素クラス、700 万画素クラスとあります(余談ですが、デジカメ以外にも Web カメラやデジタルビデオカメラなどもあります)
製品名 | |
VGAクラス | VQ300、VQ350 |
100万画素クラス | VQ1000、VQ1005、VQ1100 |
300万画素クラス | VQ3005、VQ3007、VQ3010、VQ3015 |
500万画素クラス | VQ5015、VQ5115、VQ5020 |
700画素クラス | VQ7015、VQ7024 |
※それぞれVistaQuest ウェブサイトの製品ページからカタログやマニュアルにアクセスできます。
VQ1005 の後継というか、VQ1005 を 300 万画素にしたような製品 VQ3005(EXIF:2006:08:09)ですが、VQ1005 とまったく同じ形体で、同じようにSQ908 チップ搭載モデルなんですが、実はシャッタータイムラグが VQ1005 より余計にあるらしく(つまりシャッター押してから撮影完了まで遅い)、VQ1005 の認知度を著しく上げた CatCam(猫カメラ)製作者が両方試したあげく、VQ1005 を選んだという経緯があります。
撮影日(=おそらく開発終了日)が VQ1005 と 1 ヶ月しか違わないこともあり、描写自体は VQ1005 に近いように思います。
(参考:Flickr VQ3005 グループ)
今回日本で販売開始されるVQ3007(EXIF:2007:08:29)は Flickr 内に 2 枚の写真があがっています。
(参考:Flickr VQ3007 タグ)
同じく SQ908 チップ使用ですが、描写的にはちょっと....なんとも言えませんね。2 枚だし。割と普通な気がしなくもないですが、ご判断はお任せします。
カタログ上では写真の解像度は 2304x1728、2048x1536、640x480 とのこと。
重量は 250 グラム。小型ノート PC(ザウルスとか)並みにズッシリ感ありそうです。
VQ5015 は EXIF によると「SyntekTPE STK1210」というカメラを意味していて、これは Kenko DSC517 および Fuze DC517 と同じなので、この3機種は中身は同じではないかと考えられます。
みな同じ 500 万画素ですし。
(参考:Flickr VQ1005 グループにもいるメルボルン在住 hacchuums 氏のブログ(VQ5015 タグ))
ネット上で新品での 2008/3/30 時点最安値(送料含まず本体価格のみ)を参考までに載せておきます。
VQ350 | 1,200円(11.5 ドル) |
---|---|
VQ1100 | 4,000円(39.99 ドル) |
VQ3007 | 1,000円(9.84 ドル) |
VQ3010 | 5,700円(56.99 ドル) |
VQ3015 | 3,500円(34.99 ドル) |
VQ5010 | 2,000円(19.95 ドル) |
VQ5015 | 2,400円(23.5 ドル) |
VQ5115 | 5,000円(49.84 ドル) |
VQ5020 | 10,000円(99.99 ドル) |
VQ7015 | 9,000円(89.99 ドル) |
VQ7024 | 6,000円(59.99 ドル) |
価格もそうですが、やはり心配なのは VQ3007。
カタログで分かる最低限の記載も今のところ目に入ってこないし、サンプル画像もなく、テキストのキャッチは信じていいのだろうかと。初期不良等保証範囲の記載も一切なしでの予約販売というのは気になります。
例えば、VQ1005、Genie III ですでに実績のあるプロキッチンさん、カメピストアさん、Hot-Air Balloon さん等は、サンプル画像、サンプルムービーなどの販促資料はもちろん(保証範囲はいわずもがな)、スタッフの方々が VQ1005/Genie III を気にいってる感じが出ていて、好感持てました。
買う側も慢性的な在庫不足を除けば(これは仕方ないし!)安心して買えたことでしょう。
また、この VQ3007、海外では1,000 円から1,500 円程度で入手できる製品なので(3,500 円くらいするショップもあります)、国内での価格にもちょっと首を傾げざるを得ないわけです。
※1,000 円、1,500 円というのはネット上での最安値ですが、米国在住でという条件がつきます。仮に日本から海外のオンラインストア経由で購入するとなると、日本への送付が可能かどうか、台数に応じて送料に変動があるかどうか等々、諸々の条件により、価格も変わるので一概には言えません。あくまで向こうにいて購入するとしたら、というものです。
すべてのショップが税込一律 6,825 円なのもなんかきな臭いというか、気持ち悪いというか(笑)と思ってましたが、すべて同じ高嶋屋有限会社さんですね。
いやいや、その金額に見合ったおもろいカメラなんすよ!と見せてくればいいってだけです。それ以上でも以下でもありません。
(台湾でも2100元(これまた6,800円相当)で予約中ですが....これも上記ショップさんでしょう)
デザインがかわいいからとか、こう書いておけばそこそこ売れるといった気持ちでないことを心底願ってます。