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VQ1005 と Genie III のユーザー数がどれくらいかって興味がある人いますかね。

ご存知の通り、2007 年 12 月まではいずれも日本国内のショップ等では入手できず、それでも口コミが口コミを呼び、徐々に盛り上がっていったシーン。

そして、国内販売開始とともにドン!と火が点いたわけです。

時を同じくして海を挟んだお隣、台湾、そして香港でも主に LOMO LC-A ユーザーへ飛び火し、現在に至ります。


April 24, 2008

VQ1005/Genie III ユーザー数推移


テクノラティで過去 6 ヶ月(2007/10〜2008/4)を調べてもユーザー数急増は歴然。

※グラフは「VQ1005」「Genie III」「Genie Ⅲ (←ローマ数字の 3)」のいずれかのタグを含むブログ数の変遷


テクノラティでのVQ1005/Genie IIIタグ推移

ちなみにここ VQ1005/Genie III world はグラフ場外の 2007/9 スタートですが、どのみちテクノラティで検索しても出てこず、カウントされません(涙)

Google 等の検索と違い、仕組みは分かりませんが、いわゆるブログと呼ばれるもののみ対象になっているので、入ってないみたいです。。トホホ。



VQ1005/Genie III ユーザー数把握への道


さて、ユーザー数なんてものは出荷数を握っているメーカーならまだしも、一販売店、まして個人で把握できるわけもなく、正確なことはハッキリ言って分かりません。

(だと話が終わるので、「分からない」承知で分かろうと進みます)

実は LOMO TAIWAN GROUP の中心だろう方とメールのやり取りをしてる中で「日本のユーザー数ってどれくらいいんの?」なんて話が出まして、憶測でもいいからざっと知れないかなあと思ったわけです。


とはいえ、カメラやデジカメ業界に身を置いていた過去もなく、まったく未知の領域です。例えば、キング・オブ・トイカメラであろう LOMO(LC-A)のユーザーってどんなもん?て考えると、それすら知り得ない。


仮に


  1. 全世界のカメラ市場規模が分かるとして
  2. その中のトイカメラ市場の割合が分かるとして
  3. その中のフィルム or デジタルの割合が分かるとして
  4. フィルムトイカメラ市場内の LOMO ユーザー数が分かるとして
  5. 日本の LOMO ユーザーが分かるとする。

ここまでざっと分かれば、LOMO との比較なんか頑張れば VQ1005/Genie III の市場規模もきっと何かしら分かってきそうと目星をつけました。


結局のところ、トイカメラ市場や LOMO のユーザー数把握にまで個人では辿り着けず、勢い勇んで調べ回ったはいいが成果を得られず、というヒサンなパターンなわけですが(笑)、気を取り直し続けます。



VQ1005/Genie III ユーザー数把握用ほとんど徒労に終わったリサーチ


リサーチしたデータをほぼ時系列で抜粋しておきます。


★ 2001 年 4 月:「日刊移動体通信ニュース」というメルマガ内の記事

2001 年、日本国内企業が生産を予定しているデジカメ 500 万台のうち約 100 万台が 1 万円前後のトイカメラが占めるだろう

→ 2001 年時点とはいえ、国産デジカメ全体の 1/5 がトイカメラだろうという情報は貴重。但し、現在全世界 1 億台強にまで膨れ上がったデジカメ市場にその比率をそのまま当てはめるのは現実的でない。


★ 2002 年:(株)データ・サプライによる「デジタルカメラ一般ユーザーの総合アンケート調査レポート

日本市場で 70 万台以上販売されてきたトイカメラの終息

(注:ここでのトイカメラは使い捨ての写るんですなど低価格のフィルムカメラを指すものと思われるが)

→ 個人が入手できる資料で具体的数値でトイカメラ市場を語っているのは皆無に等しく、貴重なデータ。但し、2002 年時ということと、フィルムのトイカメラのみを指しており、あくまで参考値。


★ 2006 年 2 月:週間「東京流行通訊」の記事「トイカメラへの逆行ブーム

50 種以上のトイカメラが日本市場に出回っており、毎月数千台、2005 年 12 月には数万台販売されたという。

→ 比較的最近、かつ、月別、そして年間の出荷台数がおおよそ分かる唯一のデータでした。


★ 2007 年 4 月:IDC

2006 年のデジカメ全体の出荷台数はワールドワイドで 1 億 570 万台

★ 2008 年 4 月:GfK

2007 年度の出荷台数は 1 億 2600 万台になると見込んでいます。

→ いずれもメジャーなデータで、デジカメ全体の市場までは把握できるものの、トイカメ市場は見えてこず。。。


★ 2007 年秋:タカラトミーから発表のあったトイカメラ「TOLNE」のプレスリリース(のちに製造段階で問題が発見、解決のメド立たず発売中止)より

年間販売目標本数が 5 万台

→ 販売目標本数はおそらく水増しがあると思いますが、業界によって異なるでしょうし、なんとも言えません(カメラ、デジタル機器業界等の通例分かりません。水増しがあるとしてですが)

ただ、予想するに 5 万を目標ということはせいぜい半分、1 万〜 2 万が実際の販売見込み数かな、どうだろうか?という感じです(※まったくの個人的な憶測です)



VQ1005/Genie III ユーザー数超勝手推測


結局、VQ1005/Genie III のユーザー数把握に十分なデータは得られなかったんですが、唯一「使える!」と感じたのは TOLNE の年間販売目標本数。

フィルムトイカメラながら、トイカメラってものの潜在市場がなんとなく見えたという具対値なんで。


さて、ここからはもう存在する数少ないデータを基に「エイヤッ!」で想像するしかありません。そして、筆者のまったく根拠のない当てずっぽうで言うと、VQ1005/Genie III の日本国内における累計販売本数はせいぜい数万台レベル。

ぶっちゃけ 1 〜 2 万台程度じゃないかと考えてます。

元々在庫が豊富にあるわけじゃなし、ショップさんも万単位で仕入れるなんてリスクは負わないだろうし(万単位の在庫コストもハンパないと思われ)、一度の仕入れでいって 1,000 台、せいぜい 2,000 台が現実と考えます。

((来ないと思いますが、「ノンノン、想像以上に出てまっせ〜」というショップの方、是非お知らせください!来ないと思いますが...))

VQ1005 ユーザーさんのブログで「 プロキッチンさんが 1 万個販売した(2008/3 時点)」という内容の記事が掲載された日経 MJ が紹介されていますが、それと同時に「 1 時間で 800 個完売 」とも出ており、これは納得な数字。一度の仕入れは多くて 1〜2,000 台といったところが妥当かなとみてます。

累計 1 万個はさすがにリップサービスではないかと...(いや根拠なしです、もちろん)


爆発的に売れたと言っても、せいぜいここ 3 〜 4 ヶ月の話。取り扱いショップは片手ほど。しかも常に在庫がある状態ではなかった。そのへん込み込みで 1 つの筆者結論はコレ↓


VQ1005/Genie III の日本国内のユーザー数は 1 〜 2 万くらい (じゃない??)



VQ1005 / Genie III 日本のユーザー数割合


前述のように正確なユーザー数などは分かりませんので、Google でヒットした Web サイトやブログのページ数で強引に割合を出してみました。

VQ1005 もしくは Genie III(Genie だけだといろんな Genie が悩ませてくれます)をキーワードに検索したところ、トータルで約 469,000 件のヒット。

うち、日本語ページが全体の約 6 割、約 279,000 件。

これがちょいと面白いデータとなりました。


VQ1005/Genie III
ブログページ数シェア
Japan279,00059.5%
Taiwan/HongKong 90,500 19.3%
China 466 -
Korea 82 -
Other 98,95221.1%

WorldWide 469,000

※検索条件は VQ1005 もしくは Genie III もしくは Genie Ⅲ(←ローマ数字の 3 )

(VQ1005 OR "Genie III" OR "Genie Ⅲ")2008/4/13



日本のユーザーは約 6 割とトップシェア(ビックリ)
日本、台湾、香港でなんと約 8 割を占める(ビックリアゲイン)


かなり意外でビックリでした(ですよね?)

さすがに英語圏(グラフ Other部分)が半分以上のシェアを持ってるものと思ってました。なにせすでに 2006 年には米国にユーザーがいたわけですし。

米国メーカーの製品で、販売開始からおそらく 1 年以上日本や台湾で販売されてなかった製品であるにも関わらず、もの凄いスピードでアジアに普及し、一気に全ユーザーの 8 割を占めることになったってのは、興味深いです。


前述の通り、日本のユーザー数を 1 〜 2 万だろうと筆者は見てるので、このシェアを単純に当てはめるとワールドワイドでは 3 万強か、せいぜい max 5 万ユーザーくらいじゃなかろうかと思います。


(注)あくまで特定のキーワードを配した Web ページの総計という限られたデータを使い、その言語を第一言語とするユーザーに当てはめた比率を算出したものになります。ユーザーであっても Web にアップしない、またはアップしても特に製品名を記載していないなど十分考えられますが、個人による個人的な結論ということでご了承ください。正確には、「VQ1005、Genie III と記載のある全 Web サイトおよびブログ中、日本語で書かれたものは全体の約 6 割ありました。」ということです。



LOMO LC-A / LC-A+ ユーザー数超勝手推測


今回調査の対象として、やはり LOMO(それも LC-A と LC-A+ のみを対象:後者はよく知らないんですが....)は外せなかったのでこっちも軽くまとめてみました。


LOMO LC-A/LC-A+
ブログページ数シェア
Taiwan/HongKong4,360,00040%
Japan 2,960,000 27.2%
China 592,000 5.4%
Korea 256,000 2.3%
Other 2,732,00025.1%

WorldWide 10,900,000

※検索条件は LOMO もしくは LC-A もしくは LC-A+

("LOMO" OR "LC-A" OR "LC-A+")

LOMO のキーワードに引っ掛かる LOMO 社製別製品も含まれると思いますが、LC-A を LOMO と表記するケースが多いため、あえて LOMO だけでもヒットしたページを対象にしています。



日本の LOMO(LC-A/LC-A+)ユーザーは全体の 3 割弱(※VQ1005/Genie III は約 6 割)

ちょっとビックリだったのはやはり台湾、香港のユーザー数の多さ。

LOMO 全体の 4 割、トップシェアですよ。

しかも日本、台湾、香港で 7 割近くと、なぜか(やはり?) VQ1005/Genie III とも似ていて、トイカメラって市場はやっぱりアジアが引っ張ってるのか(欧米発だとしても普及にアジアは最重要)とタナボタ的に知ることができ、勉強になりました。


ちなみに VQ1005/Genie III の全ユーザー数は筆者推定で 3 〜 5 万。 国内ユーザーは 1 〜 2 万としましたが、LOMO に関して VQ1005/Genie III との比率で算出してみます。


上記ブログページ数(2008/4時点)でいうと、

VQ1005/Genie III 110.6 LOMO LC-A/LC-A+
※LOMO LC-A / LC-A+ 関連ブログ/web サイトはVQ1005/Geneie III の10.6 倍存在する。


某 SNS コミュメンバー数(2008/4時点)でいうと、

VQ1005/Genie III 15.7 LOMO LC-A/LC-A+
※LOMO LC-A / LC-A+ ユーザーはVQ1005/Geneie III の5.7 倍存在する。

※こちらは完全に「LC-A」「LC-A+」専用のコミュニティメンバー数をデータにしています。


5.7 倍と10.6 倍じゃ開きがありすぎ、中間をとるわけにもいきませんので、合わせた数を出しておきます。


【筆者推定】日本の LOMO(LC-A/LC-A+)ユーザー数: 6 〜 21 万人

【筆者推定】全 LOMO ユーザー数:22 〜 77 万人


ここで「ハッ!」と思ったんですが、実は Lomographic Society International のサイト内、MEMBERSHIP のページに「ユーザーは 23 万人だ」と記述があったのです。

ただそれを見た時の感想は「いやいや、23 万人ってこたあないでしょ。桁が 1 つも 2 つも違うでしょ。」でした。

この 23 万人がサイトへ登録を行ったユーザー数なのか、購入ユーザー数なのか分かりませんが(※ LOMO 本家なら登録ユーザー数より明らかに多い実売数を100% 把握できるはずなので(Lomographic Society 経由でない LC-A はもちろん除く)後者かもしれませんね。企業心理としては大きい数字を載せたいだろうし)いずれにしても少なすぎる、と重要視してなかったんです。

しかし、上記筆者が勝手に導き出したユーザー数を考慮すると、全然おかしな数字じゃないなと今は思います。


もちろん、あくまで筆者による、独断でかき集めた情報のみをベースとした、ただの推測に過ぎません。カメラを所有し、撮影するが、PC に取り込んだりはしない。取り込んでもブログなどにアップしたりしない。そういうユーザーさんも当然いるでしょうから、Web ページ数だけでは根拠としては説得力に欠けるんで。



市場はある!VQ1005 の再生産へ挙手よろしく


最後に、VQ1005/Genie III の推定総ユーザー数と LOMO LC-A/LC-A+ の推定総ユーザー数の推定比率を(笑)

何もかも推定の域を超えられないので、そのへんはご了承を。

上記データをもとに、LOMO LC-A/LC-A+(左)のユーザー数(市場規模)の約 17.5 % (中)、または約 9.4 % (右)が VQ1005/Genie III のそれになります。

これから誰かに「VQ1005/Genie III のユーザーってどんくらい?」って聞かれたら、筆者は「LOMO の1 割〜 2 割程度だと思う」って答えるかもです(笑)

「多いね〜」なのか「そんなもんか」なのか、分かりませんが。


LOMO LC-Aユーザー規模とVQ1005/Genie IIIユーザー規模

太陽系の惑星みたいな(笑)

VQ1005 や Genie III が依然誰でも入手できる状態なら、近い将来もしかしたら LOMO の半分くらいの規模にまで化ける可能性がありそう、と楽観視したくなります。

このデータをもとに万単位コミットで VistaQuest に再生産を促し、がんばる企業現れないかな?(笑)

日本、台湾をターゲットに LOMO のリプレースを想定したら、結構いけると思ったりして。

以上、勝手気ままななんちゃってユーザーシェアレポートでした。



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