2008 年 12 月初旬より販売開始された「VQ1015 Entry」
これは 2006 年にリリースされた VQ1005 の描写を復刻せんとプロキッチンさんが米 VistaQuest 社と共同で開発され(2008/5 のニュース)、筆者推測によれば、新しい部品で VQ1005(ここでは VQ1015 誕生の経緯もふまえ、VQ1005 と記載する場合、2006 年リリースの旧型のみを指します。ご了承ください)を復活させるのは困難(つまりこの困難を克服するであろう製品が VQ1015 Classic)。しかし、試行錯誤の最中に VQ1005 復刻とは言えないが、こういう写りならトイカメラとしてアリかも!なプロトタイプができ、完成に至ったんではないかと。
これまでは製品名が同じでありながら、写りなどの違う製品が出てきて、混乱を避けるべく比較データなどをアップしてきましたが、VQ1015 についてはもはやそこを危惧する必要はありません。
混乱を避けるという目的ではありませんが、違いを知りたい方もいるかと考え、できるだけ違いにフォーカスして比較しました(なので、これまでのようにシリアル番号などの違いはナンセンスってことで出てきません)
VQ1005 (2006) |
VQ1015 Entry |
VQ1015 Classic |
|
色 | 【限定色】 |
??? | |
リリース | 2006/7/5 | 2008/12 | 2009? |
撮影日 (*1) | 2006:07:05 | 2008:10:24 (*2) | ? |
EXIF 内カメラ名 (*1) | 台湾 SQ Tech 社 SQ908 MEGA-Cam | ? | |
自動電源オフ | 1 分 | 2 分 | ? |
内蔵メモリ | 4 MB (*3) | ? | |
SD カード | 2 GBまで対応(※ユーザー申告による対応SDカードリスト) | ? | |
電池 | アルカリ単4(AAA)乾電池、eneloop等ニッケル水素充電池(※電池のもちの比較) | ? | |
ファームウェア対応 | NG | OK(※自分好みのファームウェアに!) | ? |
描写 | VQ1015 Entry は周辺光量の落ち具合(いわゆるトンネル効果)や被写体によって白トビが顕著。 → 【検証】描写の違い |
? |
(*1) 撮影された各々のデジタル画像(写真)に記録された EXIF 内のカメラ名および撮影日。撮影日は、PC 上でのファイル作成/更新日ではありません。EXIF は写真掲載サイトや EXIF ビューアなどで確認できます。
(*2) VQ1015 Entry の購入時まんまの撮影日は記載の通り「2008:10:24」ですが、これはファームウェアを変更すると変わります(例:モノクロファームウェアだと「2008:10:23」)
さらに、ユーザー自身がファームウェア内の当該箇所を編集することで撮影日を変えることもできます。
(*3) プロキッチンさん提供の資料では VQ1015 Entry の内蔵メモリは 8 MB ということですが、検証により 4 MB であることが判明しました。