石巻再びレポート(2011/6/5-10)
6/10(金)
天気予報は外れた。すがすがしい朝、晴れ。 今日の予報が雨だったんで仙台に宿を持つSさんは昨日迷っていた。渋滞避けるため朝5:30には仙台を出て7時頃大学に着いて仮眠する日課になってるが、雨で作業中止になればわざわざ出てきた意味がない、することもないしね。どうしたもんかと。だが、朝から晴れてたんで杞憂に終わった。 7時頃かな、ピースボートの日課のラジオ体操が始まったとき、ちょうど目の前の喫煙所で話してたんで混ざってラジオ体操第一を(笑)久々にジャンプした気がする。 今回のために準備した作業服上下は昨日のヘドロがベッタリついていたこともあり、帽子とともに破棄した。そうそう、4月にはなかったがボランティア向けの燃えるゴミ集積場ができていて、限定されるものの捨てていっていいものがあったのは助かった。原則出したゴミは持ち帰りが理想だけどね。 ボランティア用支援物資が受付前の小屋(?)にあって、前回は持参したものの毎日取り替えられるほどゴム手袋があって重宝したが、今回ゴム手袋はなかった。それをあてにするのもどうかと思うが、そういうところにも時間の経過とちょっとした風化を感じたりする。 荷物整理をし、テントをたたみ、キャリーカートを携え受付付近へ行くとなぜかいつもの集合時間だったため、いつものメンバーと会った。何回サヨナラしてんじゃいという感じですが(笑) 大学から仙台への高速バスは現在平日のみ運行していて、一番早いのが11:41発。ひえ〜まだ3時間ある。朝の段階では医療班のNさんが石巻駅まで乗せてくって言ってくれてたがさすがに遠慮。まぁなんとか時間つぶしました。 石巻駅前付近はまだ信号が機能しておらず、警察官が交通整理をしています。12時頃、石巻駅付近でサンドウィッチマンがテレビ番組の収録をやっているのがバスの席から見えました。 若干押して午後1:30すぎ仙台駅着。 駅中に牛タンのお店があるとチェックしていたので探す。昼時からずれているが2名ほど並んでいた利休にて「牛タン焼【極】定食」を食す。肉厚の牛タン、テールスープ、麦メシ、とろろのセット。ボランティアしている間、胃が小さくなっていたのかすぐ満腹になって困ったが頑張って食う。 6/13(月)までは東北新幹線上り(つまり東京行き)は半額なので、帰りは新幹線と決めていた。仙台 - 東京が5,000円くらいだ。これはありがたかった。 自由席販売機に行くと定価で出て来るんで係の人に聞くと「指定席販売機のおトクきっぷを押してください」と。おトクきっぷボタン押してからも相当分かりづらかったけど(笑)。見渡してもボランティアっぽい人はほとんどいないし、主目的は被災者、被災者の家族、親類、知人、ボランティア向けの半額サービスだから大々的にアナウンスするのも微妙って気持ちは分からんでもないけど。 それと半額は「やまびこ」限定。2時間で東京へ行く午後3:00発の「はやて」(東海道新幹線ののぞみに相当かな)に乗りたかったが、そういうことなので午後3:34発の「やまびこ」(ひかり相当)で帰京。 待ち時間もできたし、お土産も考えたがなにせ持てない。公共機関使って、テント、寝袋、長靴等込みの荷物持参での移動はなかなかにしんどいねやっぱり。 それでも座れたし、洗面所の電源をちょっとお借りしてiPhone充電もでき、無事帰宅。 参考までに今回飲んだ水分(笑): ●アクエリアス/ポカリスウェット:4.5リットル ●水:3リットル ●お茶:1リットル ●コーラ:1リットル ●コーヒー:5缶 普段あまり水分摂る方じゃないんだけど...。 イギリスの新聞デイリーメール誌が報じた震災直後と3ヵ月後の比較写真を見ると確かに復旧復興は着実に進んでいるようにみえます。でもまだまだ途方もなく時間がかかるのが現実です。 俯瞰の撤去状況と生活者目線(地上レベル)のそれとは違います。 ソース(情報元)が見つからなかったですが、5/31時点で 石巻のがれき撤去率は地域別データでワースト1。まだ全体の5%ほど。という情報もありますし、6/12朝の2つの情報番組でも似たような数字が出ていました。見ながらメモったんで誤りがあったらすいません。
被害にあわれたところはどこも大変だと思うのですが、微力ながら自分がお手伝いさせたいただいた石巻の泥出し、がれき撤去がなんとか今年中に終わってほしいと願っています。年内いっぱいはかかるだろうと個人的に思っているということです。 もちろんそんな予想は外れ、秋口にはメドがたつとか、であればそれにこしたことはありません。また、この数字は戻ってきてから知りましたし冒頭で書いたように再び石巻へ行ったのは「撤去率」云々とは無関係です。 しばらく行けそうもないのですが、推移を見守りつつ、こちらでできることを粛々とやっていこうと思います。 お世話になったみなさん、ありがとうございました! |