プレスリリースを読みたいんだが、概要にしかアクセスできない....
全文を読むのは有料である。
とはいえ、決済情報まで入れても7日以内ならキャンセルできる選択肢があった。
しかし、そこまでして読みたいんか!?やりすぎじゃないか?(&ちゃんとキャンセルできるんか?)と一瞬躊躇する。
VQ1005 で撮影した写真の Exif に記録されている「イメージ作成日」はすべて以下になっている。
2006:07:05
筆者だけでなく、VQ1005 ユーザーであればもれなくどの写真も作成日(撮影日と言ってもいいかな)は 2006 年 7 月 5 日になっているはずである。
Flickr では「これがVQ1005の誕生日やね!」とスレが立ち、あげく同 July 5, 2006 というグループまで出来てしまった。
グループを立ち上げたのは元々 VQ1005 グループに参加していた人ですが、なぜか誘われ、筆者もアドミン(管理者)の1人になっています。
そして、今回発見された Veo 発表のプレスリリースが 2003 年のこと。
この時点でおそらくお分かりかと思うが、ここから真相究明の旅が始まったのである。
結局は見たい(もう病的だな)願望には勝てず、7 日間トライアル(登録から 7 日以内にキャンセルすれば継続購読(有料)とは見なされない)というご厚意に甘え(自己都合での返品も基本ありな姿勢の米国なので、この手のやり方は割と普通ですよね)、クレジットカード番号を入力し、Veo 絡みのリリースを読んでみたわけである。
ちなみに VistaQuest 関連のニュースで決定的な証拠が得られないかと探してみたが、Investco, Inc という会社との2002 年の投資絡みのニュースのみにとどまり、VQ1005 や Veo との関係は一切出てきませんでした。
以下はプレスリリースから抜粋
2003/10/7
Veo 社が Mini Capture(vol.1の画像)を発表。
VQ1005 と同じものだと思うが、SD カードは 256 MBまで対応と言っている(VQ1005は512MBまで対応と謳っている)
2003 年時点、まだ 512 MB SD カードが存在してなかったか、普及してなかっただけかなと。
Veo は1993 年創業。
本社は米国サンノゼ。そして、台湾、中国に工場(兼支社?)を持つという。
それとは別に(上記登録制の有料ニュースリリースサイト内でなく)、
2004/8/14
台湾 Veo 社による同 Mini Capture および Mini Capture より安価で内蔵メモリのみの、Bell+Howell でも出してるのと同じデジカメ(いい加減、型番か製品名くらいつけてくれ!笑)のプレスリリース(中文)
がありました。本プレス文中内にて Veo The Mini Capture が 53.99 美元(アメリカドル:6,080円 相当)である、と書かれています。
おそらくこれが定価でしょう。
と考えると、 vol.1 で紹介した Veo 販売サイトでの 60 ドル強の販売価格も、定価より高いのが気になるとはいえ、あながちとんでもない値段ではないことが分かります。
実は、Veo をネットで調べているうちに Veo を購入したこんなユーザーさんがいました。
「買ってすぐおかしくなったんで、メーカーである Xirlink に問い合わせたんだけど、なしのつぶてだよ。なんだよ、最低〜」
ん?Xirlink ????また、新たな展開すか......
筆者的には少々混乱したんですが、実は、元々 Veo 社は Xirlink という名前だったようです。
2002/7 にそれまでコンシューマー製品のブランド名(SONY で言う VAIO とかWalkman、キヤノンで言う EOS 的な名称)であった Veo を社名に変更したようです。
これも 7 日間トライアルでプレスリリースが読めた恩恵です。
ありがたやありがたや。
軽くまとめておきます。
2006/7/5 に開発完了(相当)の VQ1005 に先駆け、VQ1005 と同等の、いわゆる OEM の 1 つと考えられる Veo The Mini Capture が 2003 年にリリースされていた。
Veo が先だということです。
では、Genie III は?
結末へ向け、さらに確度を上げる情報を次回以降提示していきます。
あけましておめでとうございます。
では、このへんで(あ、全 4 回になりそうです...笑)